【猫がくつろげる椅子の製作】


流木の画像

【きっかけ】

まずは、作るきっかけが必要である。
今回のきっかけは、私のHPを見てくださった方からの依頼でした。
その方は、猫6匹と一緒に暮らされていて、勿論 猫は家族!
ウッドデッキに流木を置いて、猫をくつろがせることを思いつかれたようで、私にご依頼が届いた。
早速、その方のHPにお邪魔してブログを拝見させていただいた。
私も動物大好きおじさんですから、共感する部分が多く、喜んで受けさせていただく事にした。
サンプルの写真

【どんな形の椅子を作るか】

せっかくのご依頼ですので、依頼主さんのイメージに合ったものを作らなければ意味がない!
そこで、イメージされている具体的なもの(写真など)を入手することに。
ん〜ん。。。 今までにやったことのない系統だけど、何とかイメージを膨らませてやってみる。
イメージ

【こちらの思っているイメージを伝える】

鉛筆でイメージする椅子を描いて、メールで送る。
しかし、描いた絵はあまりにもありきたりのイメージになってしまった!
送った後で、こんなんじゃないよなぁ・・・と思っていたところに返事が・・・
恐々とメールを開くと、やはりそうだった!
でも、ハッキリと言って頂いてやる気が沸いた!!!
イメージを膨らませて、再度絵を描いた。。。が、勝手に曲がっている流木を使うから、絵を描いてもそれと同じ曲がり具合の木は探せない。。。

仕方ないので、途中まで作って写真をお見せすることにした。
この方法は、システム開発と同じ手法です。(アハハハ)
20060813_isu01

【製作開始】

集めた流木を色々と組み合わせる!
本数の二乗−1の数だけ組み合わせがある
気が遠くなる数字だが、そこは慣れ。。。これとこれは合わないとかを瞬時に判断する。
。。。にしても、多い組み合わせだ
まず、大物を何処に使うかを最初に決める事に!
曲がりくねった丸太を背もたれにすることにした。
そこから全体を考えて、座面に使えそうな材質・形の流木を選ぶ
足にするべき木はどれだ?
20060813_isu03

【全体イメージの決定】

使う流木は、大きめの物ばかりで本数も極力少なくすることにした。
理由は、小さなものを多く使うとインパクトがないためだ。
大きい流木の曲がりを上手く生かした創りにすることで、椅子のイメージから外れた、しかも椅子に見えるものができるはず!
(この辺は企業秘密。。。って企業と違うやん!)
20060813_isu06

【作成手順】

作成の過程は、全体イメージに合うように

1. 切る
2. 削る
3. 組み合わせる(微調整−切る・削る)
4. 止める(差込・ネジ・ボンド)
5. 穴埋め(木・コーキング)
6. 仕上げ(ペーパーがけ・洗浄)
ペーパーがけは、やり過ぎると流木の味が出ないで工芸品になってしまうので、ワイルドな感じを残すため少なめにする。
ただ、ニャンコが怪我しないよう、またご主人が間違って座っても衣服がひっからないようには気をつける!!
完成

【完成】

やっと完成!
6月末の流木集めから丸2ヶ月、、、
梅雨の長雨と猛暑で、ガレージ工房での作業が出来ない日が多かった。
ニャンコが寛いでくれるかが気になるところです。。。

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