【流木の椅子の作り方】

【 楽しんでね! 】

流木の画像

【流木拾い】

椅子を作るための流木を集めましょう!
集めるときには、この木は椅子のどの部分に使えるかということを考えながら集めると、楽しさが倍増します。
また、組み立て途中で折れたり、材料として不向きだったりで不足する事がありますので 、多めに材料を集める事をお勧めします。
余ったからといって拾ったところに捨てるのはやめましょう!
材料として良い流木を見分けるコツは、
1.重い
2.硬い
3.割れていない
4.虫食いの穴がない
などです。 当HPの”流木拾い”を参考に集めてください!
工具の写真

【使う工具類】

この作品を作るための工具は次の通りです
1.ノコギリ ( 棒状の木を切るので電動は扱いにくい )
2.ドリル  ( 電動が簡単だが手動でも可 )
3.ノミ    ( 又はナイフ )
4.サンドペーパー ( 粗目・中目・細目(屋外用の時は不要) )
5.電動ドライバー ( インパクトドライバーなどの強力なものは、木のねじ穴がバカにならないよう注意が必要 出来ればホームセンターで売っている小型のものが良い )
6.木工用ボンド
7.木ネジ  ( 目立たない色のもので、木の太さにより長さを考慮してください )
8.オイルステイン ( 室内用であれば塗ったほうがいいかも )
( 塗る場合はボロ布にステインを少しずつ染み込ませ、薄く延ばしながら塗る )
9.サンドペーパー用ブロック ( 固めのスポンジでも可 )
10.小槌   ( なければ金槌にボロ布を被せて代用 )
その1

【1.使う流木の大きさ】
集めた流木を切る前に、簡単でも設計図を書いて長さの調整をしてください。下に書いた長さは目安で、正確ではありません。 ご自分の足の長さで変わります。

A.後ろの足用(長さX直径 90X8)    2本
B.前の足用 (長さX直径 45X8)    2本
C.横用   (長さX直径 40〜45X6) 4本
D.上下の補強(長さX直径 45〜50X6) 4本
E.クロス補強(長さX直径 55〜60X6) 2本
F.背もたれ用(長さX直径 55〜60X6) 1本
G.座面用  (長さX直径 45X4)    5本

長さは後で調整できるので、長めであればOKです。 また、集めた流木はきれいに洗ってよ〜く乾燥させてください。
その2

【2.椅子の横部分の組み立て】

A・B・Cの材料を左の図のように組み立てる
接合部分は、一方はドリルで深さ3cm程度の穴をあけ、他方はドリル穴より1mm程度太くなるよう削り取る
削り取るには、ノコで切れ目を入れノミで削り取る
コツとして接合面積を広くなるようにすれば強度が増す
また、接合部分には木工用ボンドを塗る事

これを二組作る
その3

【3.上下部分の補強】

(2)で作った横部分に補強をいれる
接合部分は、足の部分はドリルで深さ3cm程度の穴をあけ、補強材はドリル穴より1mm程度太くなるよう削り取る
削り取るには、ノコで切れ目を入れノミで削り取る
足部分の反対側はドリルで穴をあけ、接合材をネジ止めする
あいている穴は、ダボで埋める事

もう一つの横部分も同じようにする

【 はめ込みが面倒であれば、ネジ止めで行っても良いが、その場合は一箇所につきネジを2本以上で止めてください! この画像を参照 】
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クロスの補強
その4

【4.クロスの補強】

(2)・(3)で作った骨組みに斜めに補強をいれる
補強部の接合は、片方の真中を丸くくりぬく。
大まかにノコギリやノミで削り取り、サンドペーパー(荒目)で仕上げる。 他方もサンドペーパーで磨き、当たりをつけたあとボンドを塗り、もくねじで止める。
2本の重ね合わせる角度は、(2・3)で作った骨組みに合わせて調整する。
骨組みへの接合も図の左下のようにすること。
その5

【5.座面と背もたれ】

(4)で出来た骨組みにFで座面を、Gで背もたれを作る
接合部分は、手順−4と同じ方法です。
Gの材料は緩く曲がったものが、座ったときに心地が良い。 特に尻の下になる部分は曲がりの大きい方がいいでしょう。
また、Fの背もたれ部分も緩く曲がっている方がいいので、よく吟味してください。
その6

【6.仕上げ】

ほぼ出来上がりました。 お疲れ様です。
最後の一頑張りとして、仕上げ工程に入ります。 屋外で使用される場合は、細かな仕上げはかえって味が出ませんので、大まかに行ってください。
室内で使用される場合は、サンドペーパーは荒目→中目→細目と変えて仕上げてください。
また、室内であれば、最後に透明か薄い色のオイルで仕上げるのも良いでしょう。
その7

【7.じっくり眺めてから座る】

やっと出来ました! どうですか? 思ったように出来ましたか?
一度目でうまく出来れば大したものです。
次に作る時は、あそこを・ここを と思うのですが・・・
でも、もし失敗しても愛着のある(はず)作品です。 使ってあげましょう!
使用に耐えられない場合は、花台などに使ってあげましょう!

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